8.62024
プールでも熱中症に注意!
この夏は、猛暑の影響から各地で保育園や学校のプールの中止が話題になっています。
また、プールサイドで見学をしていて熱中症になったり、プールサイドを走らされて生徒が火傷を負うというニュースもありました。
昭和や平成に学生時代を過ごした年代の方々は、水温や気温が上がらずにプールの授業が中止になることはあっても、暑さのために中止になった経験は少ないかもしれません。
梅雨明け前からの異常な暑さで、近ごろは毎日のように各地で熱中症警戒アラートが発表されています。
▶プールで起こる熱中症の危険性
環境省が公表している『熱中症環境保健マニュアル 2022』では、プールでも熱中症が起こる危険性が指摘されています。
屋外プールは水の中でも発汗や脱水があり、コンクリートが多い学校のプールサイドは炎天下で高温となります。
屋根のあるスペースや日除けも少ないうえ、肌を露出していて熱を遮る手段がなく、危険度はより上昇。
ほとんどの場合、授業中は水分補給が禁止されているので、脱水症を起こす危険もあります。
▶暑さ指数31℃以上は原則運動中止!
日本スポーツ協会が熱中症予防のための目安として示している運動指針では、気温35℃以上、暑さ指数(WBGT)31℃以上になると、運動は原則中止とされています。
暑さ指数(WBGT)とは、平成18年から環境省が熱中症の危険度を判断する数値として情報提供している数値で、人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱の3つを取り入れた温度の指標です。
7月以降、日中の東京では警戒レベル以上の暑さ指数が続いていました。
気温が31~35℃以上、暑さ指数(WBGT)が28~31℃以上でも運動は厳重警戒(激しい運動は中止)とされているので、プールの授業の中止が多くなるのは仕方のないことなのかもしれません。
▶学校の水泳授業を守るには?
近年、猛暑やゲリラ豪雨などの気候の影響等、さまざまな理由で水泳の授業自体をなくす自治体も出てきているようですが、水泳学習はいざというときに命を守る技能を身に付ける機会として大切なもの。
なんとかその機会を守ろうと、民間のスイミングスクールに授業を委託したり、周辺の学校が共同で使うプールを新設する自治体も増えてきています。
授業で使わないときは、一般の人も利用することができ、学校の水泳の授業と市民利用の両立が進んでいくことで、子どもたちの楽しみと安全を学ぶ機会を守っていけたらいいですね。
レジャー施設のプールや海水浴など、夏の水遊びの際にも、油断をせず十分な対策をしながら水との触れ合いを楽しんでください。
水があれば、景色がかわる・・・プールがあれば暮らしがかわる。
デジョユジャパンでは皆様の思い描くプールライフを実現し安心してご使用いただけるよう、ご提案させていただきます。
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